【その20:番外編】さすらいのケンカ番長、ジャック・バウアー。

猫ブログ「人生は猫である:番外編」の2回目は、ほんの3か月だけ、ドリプレガーデンで暮らしていた黒猫。

この猫を見て、とても可愛いというのは、おそらくせつさんだけだと思います。

そのせつさんが名づけ親なのですが、その名も、ジャック・バウアー。

 

息もつかせぬ急展開で、数々の話題をさらった海外ドラマ「24」の主人公。

ドナルド・サザーランド演じる、熱い男、ジャック・バウアーの、せつさんは大ファンなのです。

どうですか、この存在感。

この黒猫を可愛いというのは、せつさんだけだと思います。

当時のカフェスタッフのあきよさんは、馬小屋のテラスでジャックと遭遇したらしく、

深刻な顔で「可愛くない」とぼそっとつぶやいていました

 

他の猫たちと同じように、僕たちがイギリスに行っている間に、

ドリプレガーデンにやってきたらしく、帰国したと思ったら、なんだかでっかい黒猫がいるなあと思っていました。

 

人間や他の猫たちと出会っても、まったく動じないというか、微動だもしないのです。

ずずずーんと、大きな体でそこにいるのですね。もちろん、ニャーとかもいいません。声を発しないのです。

ただただ、黙ってそこにいるという、不思議な猫でした。

目が三白眼で、笑うセールスマンの喪黒福造そっくりなのです。

不気味といえば、これ以上不気味な猫は見たことありません。

とにかく、つかまえて、病院に連れて行きました。

そうしたら、先生が言うに、この猫は根っからの野良猫で、それも相当に強いらしいです。

健康診断とワクチンとのみ取りと、ひとおとりのことはやりました。

 

それにしても、どうです、この面構え。全然、可愛くないです。

ここまで、可愛くない猫も珍しいと思います。

(でも、せつさんは今日も久しぶりに写真をみて、かわいい、とはしゃいでいますT-T)

 

他の猫たちと仲がいいとか悪いとか、そういうことではないのですね。

シャーと言われたり、ちょっかいを出されても、まったく意に介してない。

わが道を行くといった感じで、馬小屋のテラスをねぐらにして、しばらくドリプレで暮らしていました。

 

そして、ある日、こつ然と姿を消しました。

 

誰かとケンカしたとか、そういうことでもないのです。

ここに居づらいといったことでもなさそうです。

おそらく、ジャックはもともとさすらいの黒猫、だったのだと思います。

ケンカをしないのは、自分が強いことを知っているので、めったなことでは手をださないのですね。

なんだか、高倉健さんみたいでもあります。

 

たった、3か月しかいませんでしたが、強烈な印象を残して去っていきました。

さすらいのケンカ番長、ジャック・バウアー。

 

それにしても、世の中にはいろんな猫がいるものですね♪

 

 過去の猫たちのお話はこちらから

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