【その18】その無邪気さが切ない、レアちゃん。

昨年のバラの季節、ドリプレガーデンの第2駐車場に置いてきぼりにされてしまった猫たちがいます。

まだほんの子猫だったレアちゃん。そして、お父さんのオルちゃん。

レアちゃんはおそらくまだ3ヶ月くらいだったと思います。

まだ生きていく怖さを知らないのか、天真爛漫な無邪気さがかえってせつなかったものです。

最初のうちはレアちゃんが活発に駐車場やガーデンを走り回っていたので、

子猫が1匹、置いて行かれたのだと思いました。

だけど、じーっと見ていると、ときおり黒い大きな猫(スタッフは始めタヌキとか言っていました)が

ささっと横切ったり、草むらの陰に隠れたり・・・それがオルちゃんだったのです。

はじめはなんとか捕まえて里親に出そうと思っていました。

ところが、レアちゃんを見たとたん、ころっと気が変わりました。

あまりにも可愛くって、僕の猫ごころに火がついてしまったのです。

(それにしても、こんなかわいい子を置いていくなんて・・・)

その後、たくさんのお客様からレアちゃんを里子にもらいたいという申し出があったのですが、

やっぱりどうしても手放すことができなくて・・・

なんというか、猫として可愛いのはもちろんなのですが、

そのやんちゃぶりというか、お転婆ぶりがまたいいのですね♪

木登りが得意で、ジャンプが大好き。

走り回ったり、飛び跳ねたり、それはもう大騒ぎ。

そして、そのあとで、ころんと寝てしまう。

なんとも、その天真爛漫さで、見ているだけで、日頃のストレスがすーっと取れてしまうのです。

 

こちらが、お転婆レアちゃんの動画になります。

レアちゃんは、お父さんのオルチャンのことが大好き。

いつも一緒にいます。レアちゃんの写真を探していても、一人の写真は少なくて

 必ずオルチャンといっしょの写真ばかりなのです。

いったいどういう経緯で、この山の中のガーデンに来たのかわかりませんが

僕たちが発見するまでにおそらく10日間くらいあったと思います。

早朝の山の方にはたくさんのカラスが獲物を探して徘徊しています。

ここはカラスが多くて、子猫を突っついたりしていじめるのです。

おそらくオルチャンが必死になって、レアちゃんを守っていたのだろうなと思います。

レアちゃんはドリプレの他の猫たちとたちまち仲良くなってしまいました。

子猫だったということもあるかもしれませんが、

やっぱりレアちゃんが本来持っている人なつっこさが他の猫たちの警戒心をほぐすのだと思います。

オルレアの季節にこのガーデンにやってきたからオルチャン、レアちゃん。

もうまる一年たちましたねえ。

 

今ではすっかりお客様の人気者。ドリプレになくてはならない猫になりました。

 

過去の猫たちのお話はこちらから

 

※いま、ドリプレにいる猫たちの紹介はすべて終わりました。現在、新しい企画を考えています。

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